プロフィールnishioka6
       Profile

 京都生まれ、京都大学医学部薬学科(現 薬学部)卒業、東京工業大学助手、米国アインシュタイン研究所研究員、テキサス大学講師、アーモスト大学客員教授、カナダ、ブリテイシュコロンビア大学ガン研究センター研究員、同志社大学教授を経て、現在、京都バイオサイエンス研究所所長。同志社大学名誉教授。医学博士。環境毒物、食品添加物、農薬、化粧品などの毒性研究で知られる。著書としては「活性酸素に負けない本」、「噛めば体が強くなる」など多数。趣味は、バイオリン演奏、テニス、旅行など。

主な研究
     Research

環境因子(紫外線や化学物質)の細胞や生体分子(DNAやタンパク質)への作用メカニズムの研究を行い多数の論文を発表してきました。

 活性酸素種の消去酵素(カタラーゼ、SOD)を欠損する大腸菌株を作成し、どのような物質が細胞内に活性酸素を発生するかを調べるカットソッドアッセイ(Kat-Sod Assay)を開発し、変異原や発ガン物質の作用メカニズムには活性酸素が関与する場合が多いことを証明しました。食品添加物や環境毒物にもこのアッセイを応用し、活性酸素の関与を明らかにしました。

 またこのアッセイを応用して逆に活性酸素を消去する物質を調べました。この結果、唾液、母乳、生薬、キノコなどには、活性酸素の消去作用があり、そのために結果発ガンを抑制することを証明しました。

 さらに自然突然変異を抑制する物質を調べるミュトテスト(Mut-Test)を開発し、日常の食品などから、細胞内の活性酸素を確実に消去する物質を明らかにしました。このテストで、活性酸素を消去する健康に良い食品を調べることができます。

 これらのアッセイやテストで得られた新しい発見は、世界的な科学雑誌に報告し、注目されてきました。